RIVER FREAK 高丸翔平氏
スイングの釣りで、より大きな、より沢山のトラウトを釣るために最適なラインがあればコンセプティングしました。
大型魚になればなるほど、ダイナミックである反面、繊細で気難しくなります。
CANTAMはまるでダブルテーパーラインのような繊細さとコントロール性能を持ち、中河川～大河川まで、ディープウェーディング時や強風時、厳冬期においても素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
基本的なテーパーはスカンジナビアンスタイルでチェンジャブルティップ仕様。
CANTAM DOUBLEにおいてはティップまでもを専用設計（現トラウトティップヘビー）し、シンクレート毎にテーパーデザインを変えてボディーとの一体感をより高めました。
CANTAMのボディとティップを合わせた全長は、空中での直進安定性が高く、強風時にラインスピードを上げる必要がある場合やオーバーヘッドキャスト時においてもバランスを崩しにくいです。
ディープウェーディング時にも角度変換、ループコントロールが自在で、チェンジャブルティップとは思えないほどスムーズなターンオーバーをするので繊細な大型魚に適切なアプローチを仕掛ける事が出来ます。
また、ウォーターボーンアンカーを使ったキャストでは30cmを超えるような大型フライやウェイテッドフライをキャスト出来るダイナミックさも持ち合わせています。
シングル&スイッチシリーズではありそうで無かったショートヘッドのチェンジャブルラインで、水面に被さるようなオーバーハングの下にも、まるでルアーキャスティングのような精度でアプローチ可能です。
角度変換や繊細なアプローチも容易で、今までなかなか狙えなかったポイントで活躍出来ると思います。
上記のような特性を持ちながら、最も気を付けて調整したのはスイング時のコントロール性能です。
流れを噛み過ぎてもフライを魅力的に動かす事が出来ず、流れを噛まないと適切なポイントにフライを届ける事が出来ません。
その絶妙な水噛み感を演出する為にはティップとのバランスや比重、テーパーデザインは不可欠です。
ワイルドな大型魚ほど繊細な部分が多く、そこを攻略するために様々な流し方が必要だと私はいつも思っています。
感度を出来る限り高めたブレイデッドコアを採用し、僅かにストレッチが効くので厳冬期でも巻き癖をしっかり取る事が出来ます。
とても柔らかくしなやかで、ホワイトカラーのラインは魚の警戒心を最小限に留めた上で釣り人側からライン姿勢を視認しやすく出来ています。
シューティングライン側のループはマイクロループ仕様で、魚とのやり取りでストレスとなるガイドの引っ掛かりを最小限に抑えました。
今まで諦めていた流れの緩いポイントやローウォーター時の本流河川で、より釣果を出しやすいラインに仕上がっています。
北海道のフィールドでの年間を通してのフィールドテストでは、沢山のトロフィーサイズが混ざり、大型魚と出会える可能性が飛躍的に伸びたと確信しています。
小さなフライから大きなフライまで、オールシーズン活躍出来るラインになっていますので是非一度お試しください。
THE SOURCE North Island 曽我亮氏
北海道の中・大規模河川を釣り歩く中で強風、ハイウォーター、バックスペースが取れない場所ほど、さまざまなシチュエーションに遭遇することがあります。
セレクトするラインは、その日の状況に応じたチェンジャブルで拡張性が高いラインシステム。
ダイナミックなバイトを誘発したいため、ベイトを意識したストリーマーフライから、ダンベルアイがついた長く重量のあるフライを好んで結びたいという理由から、スカジットシステムを好んで選択しています。
汎用性の高いスカジットシステムではありますが、逆風時、波立った状況、潮の影響を受けるシチュエーション、全体的に流れが緩い、または手前の流れが緩いポイントでは、太いベリー部を持つスカジットラインではスイング速度が遅くなり、リアクションを入れないと魚が反応しない場合がありまます。
また、水深があり、流心の奥側の駆け上がりに定位している魚。
大型魚になると、簡単にはアプローチできない場所に定位しています。
このようなポイントでは魚が定位しているレーンを捉え、魚の目の前でフライを動かす＝スイングさせる必要があります。そのためには正確なキャスティングとライン操作、スイングさせるタイミングが非常に大事です。
つまり、魚の反応を得るにはより繊細で正確なアプローチが必要となります。
目くるめく変化する環境、状況に対応でき、多くのシチュエーションで適切なスイングスピードを生み出すことができるライン。また、キャスティング性能から操作性、フライのサイズ、重量の幅広さなど、多くの視点から実釣テストを重ね、多くの魚から反応を得ることができました。
可能な限り「スイング」の性能を高めた理想のライン CANTAM をリールにセットすれば、適応できるスイングの釣りの幅が広がり、今までにない最高の瞬間を味わうことができるでしょう。
river peak Field Staff 小川憲氏
私の釣りは、スカンジラインを使ったスイッチロッドでの本流スイング、チューブフライを使った釣りがメインです。
最初にラインのサンプルを使わせてもらった時にでも、既に理想に近い使いやすいラインでした。
そして、とにかくフィールドで使いまくり色々な事を試してみました。
そして開発チームの意見を取り入れ改良版が出来上がり、いざ実釣で試して使ってみると…更に想像以上にキャストしやすく流しやすい理想のラインとなりました！
CANTAMは色々なキャストに対応したラインになっていますが私が思うこのラインの一番の特徴は…
自分の思った通りの流れ方をする意のままに操りやすいショートヘッドライン。
私が行く本流は規模も大小様々で色んなポイントがありますが、CANTAMのみで全て対応できます。
CANTAMは着水時のインパクトの少なさとパワーのバランスが素晴らしいラインです。
きっと皆さんの多くのフィールドをカバーしてくれるでしょう。
そしてイメージに近いスイングをしてくれます。
流れを読みポイントを見定め、角度や立ち位置を決めキャスト！そしてスイングさせてガツーンと釣る。
最高の瞬間ですね！